かい‐じょ【海恕】
海のように広い度量で、相手を許すこと。多く手紙などで「御海恕」の形で用いられる。「失礼の段何とぞご—ください」「師亦(また)幸(さいわい)に—するあれど」〈菊亭香水・世路日記〉
かん‐じょ【寛恕】
[名・形動](スル) 1 心が広くて思いやりのあること。また、そのさま。「勇気ある人はその心—にして」〈中村訳・西国立志編〉 2 過ちなどをとがめだてしないで許すこと。「御—を請う」
ご‐かいじょ【御海恕】
⇒海恕
じょ【恕】
他人の立場や心情を察すること。また、その気持ち。思いやり。
じょ【恕】
[人名用漢字] [音]ジョ(慣) [訓]ゆるす 1 相手を思いやって許す。「寛恕・宥恕(ゆうじょ)・諒恕(りょうじょ)」 2 思いやり。同情。「仁恕・忠恕」 [名のり]くに・しのぶ・ただし・のり...