ねもころ【懇ろ】
[形動ナリ]《「ねんごろ」の古形。「ねもごろ」とも》「ねんごろ」に同じ。「我妹子(わぎもこ)が里にしあれば—に見まく欲しけど」〈万・二〇七〉 [副]に同じ。「足引きの山に生ひたる菅の根の...
ねもころごろ‐に【懇ろごろに】
[副]「ねもころ」に同じ。「菅(すが)の根の—我(あ)が思へる妹によりては」〈万・三二八四〉
ねんごろ【懇ろ】
《「ねもころ」の音変化》 [形動][文][ナリ] 1 心がこもっているさま。親身であるさま。「—にとむらう」「—なもてなし」 2 親しいさま。特に、男女の仲が親密であるさま。「—な間柄」 [...
ねんごろ‐あい【懇ろ合ひ】
親しい間柄であること。また、男女が情を交わした仲であること。「小かんがいとしがる人と言うて互ひの—」〈浄・氷の朔日〉
ねんごろ‐が・る【懇ろがる】
[動ラ四]親しいようすをする。「—・らむ人のねぎごとに」〈源・常夏〉