い‐れい【違戻】
[名](スル)道理にあわないこと。誤っていること。「趣旨に—する」
おし‐もどし【押(し)戻し】
1 押し戻すこと。 2 (押戻)歌舞伎で、荒れ狂う怨霊(おんりょう)や妖怪を、花道から舞台へ押し戻す演出。また、その役。歌舞伎十八番の一に加えられているが、独立した狂言としての台本は伝わらない。
かい‐れい【乖戻】
[名](スル)そむき逆らうこと。背戻(はいれい)。「男は大抵—放慢の徒で」〈荷風・つゆのあとさき〉
ごう‐れい【剛戻】
強情で心がねじけていること。剛愎(ごうふく)。
たん‐れい【貪戻】
[名・形動ナリ]欲が深く人の道に背くこと。また、そのさま。どんれい。「贔屓(ひいき)の沙汰の致す所、一人—ならざりせば」〈読・近世説美少年録・二〉