さすり【摩り/擦り】
1 さすること。 2 《腰などをさする女の意から》(多く「おさすり」の形で)女中と妾を兼ねた女。おなで。 3 建築で、隣接する二面が同一平面にあること。面一(つらいち)。ぞろ。
すり‐きり【擦(り)切り/摩り切り/摺り切り】
1 粉や粒状のものを量るとき、容器のふちより上にある部分を取り去ること。「カップ—一杯の米」 2 金や財産などを使い果たすこと。また、その人。「見苦しき物…—の借り著(ぎ)」〈仮・犬枕〉
すり‐き・る【擦(り)切る/摩り切る/摺り切る】
[動ラ五(四)] 1 すって切る。こすって切る。「鉄の棒をやすりで—・る」 2 金銭を使い果たす。一文無しになる。「身上は—・りはつる故に、向脛をけづりて薪にする心地ぞしける」〈仮・浮世物語・...
すり‐き・れる【擦(り)切れる/摩り切れる/摺り切れる】
[動ラ下一][文]すりき・る[ラ下二]物と物とがこすれて切れる。「ズボンの裾が—・れる」
すり‐こみ【摺り込み/摩り込み】
染料をすり込むこと。また、染料をすり込んであるもの。