嘘(うそ)も方便(ほうべん)
嘘は罪悪ではあるが、よい結果を得る手段として時には必要であるということ。
ご‐ほうべん【御方便】
[名・形動] 1 仏の方便を敬っていう語。 2 「方便3」に同じ。「—なものじゃ無(ね)えか、あれ程はしゃいでいた野郎が」〈芥川・鼠小僧次郎吉〉
しょうじき‐しゃほうべん【正直捨方便】
《「法華経」方便品から》「法華経」は釈迦(しゃか)が正しく真実を示した経であって、方便の教えではないということ。また、方便を捨ててまっすぐに法を説くこと。
すべ‐の‐たずき【術の方便】
よるべき手段。頼るべき方法。すべのたどき。「思ひやる—も今はなし君に逢はずて年の経ぬれば」〈万・三二六一〉
ぜんぎょう‐ほうべん【善巧方便】
仏語。臨機応変に、巧みに手だてを講じて人を導くこと。また、その方法。