もう【朦】
[音]モウ(慣) 月の光がおぼろなさま。「朦朦・朦朧(もうろう)」
もう‐き【濛気/朦気】
1 もうもうと立ちこめる霧やもや。 2 心の晴れないこと。気のふさがること。「心地の—するとて」〈太平記・二〇〉
もう‐む【蒙霧/朦霧】
立ちこめる霧。転じて、心の晴れないこと。「—晴れ難し」〈本朝文粋・四〉
もう‐もう【濛濛/朦朦】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 霧・煙・ほこりなどが立ちこめるさま。「—と砂ぼこりをまき上げる」 2 心がぼんやりとしているさま。「木の本に—としてぞ立たりける」〈太平記・二七〉 [名]...
もう‐ろう【朦朧】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 ぼんやりとかすんで、はっきり見えないさま。「霧の中に—と人影が浮かぶ」 2 物事の内容・意味などがはっきりしないさま。「言うことが—としている」 3 意識が確...