うけら【朮】
植物オケラの古名。「恋しけば袖も振らむを武蔵野の—が花の色に出(づ)なゆめ」〈万・三三七六〉
おけら【朮】
キク科の多年草。山地の乾いた所に自生し、高さ30〜60センチ。茎は堅く、葉も楕円形で堅く、縁にとげ状の細かい切れ込みがある。夏から秋、白色または紅色の小花が頭状に集まった花をつける。若い苗を食用...
じゅつ【朮】
キク科のオケラなどの根茎を乾燥したもの。漢方で健胃・利尿・鎮痛などに用いる。白朮(びゃくじゅつ)・蒼朮(そうじゅつ)がある。
そう‐じゅつ【蒼朮】
ホソバオケラ・シナオケラの根茎。漢方で、利尿・解熱・健胃薬などに用いる。《季 夏》
びゃく‐じゅつ【白朮】
キク科植物のオケラやオオバナオケラの根茎。漢方で健胃・利尿薬などに用い、屠蘇散(とそさん)・蚊やりなどの材料ともする。