たばね【束ね】
1 一つにくくること。また、くくったもの。 2 組織などをまとめること。また、その役。「あれだけの奉行人の—をして」〈万太郎・ゆく年〉 3 ⇒嚊(かかあ)束ね
たばね‐がみ【束ね髪】
後ろで無造作に束ねた髪。
たばね‐ぎ【束ね木】
束にした薪。「—の当座買ひ」〈浮・一代男・三〉
たば・ねる【束ねる】
[動ナ下一][文]たば・ぬ[ナ下二] 1 細長いものなどを一つにまとめてくくる。たばにする。「稲を—・ねる」「紙を—・ねる」 2 組織などをまとめてとりしきる。「業界を—・ねる」
つかね‐お【束ね緒】
たばねるために用いるひも。結びひも。「あはれてふことだになくは何をかは恋の乱れの—にせむ」〈古今・恋一〉