か‐よう【歌謡】
1 流行歌・民謡・童謡・俗謡などの総称。 2 韻文形式の文学作品中、特に音楽性を伴うもの。神楽歌・催馬楽(さいばら)・今様・宴曲・小歌などがある。「古代—」 3 歌い物のほか、語り物をも含む韻文...
きき‐かよう【記紀歌謡】
古事記・日本書紀に記載されている歌謡。重複分を除くと約190首で、上代人の日常生活全般を素材とし、明るく素朴で民謡的要素が強い。歌体は片歌(かたうた)から長歌までさまざまだが、定型・五七調はまだ...
こくみん‐かよう【国民歌謡】
ラジオによる健全な歌の普及運動で、大阪中央放送局の奥屋熊郎の提案により、昭和11年(1936)から同16年まで全国に放送された歌。「椰子(やし)の実」「春の唄(うた)」など。
じょうだい‐かよう【上代歌謡】
古事記・日本書紀・風土記など、上代の文献に収められている歌謡。なお、万葉集にも歌謡的性格の歌は多い。
ムード‐かよう【ムード歌謡】
歌謡曲のジャンルの一。従来からの日本の大衆音楽に、ラテンやハワイアンの要素を取り入れた音楽。第二次大戦後に現れ、特に昭和30年代から40年代にかけて流行した。