す‐さき【洲崎】
《「すざき」とも》 1 州が海中または河中に長く突き出て岬のようになった所。「—にさはぐ千鳥の声は」〈平家・八〉 2 1の形の模様。「萌黄色に染鹿子の—」〈浮・胸算用・五〉
すさき【洲崎】
東京都江東区の旧地名。木場の東隣で、元禄年間(1688〜1704)に埋め立てられ、弁天社ができた。明治21年(1888)根津から遊郭が移転し発展。
すさきパラダイス【洲崎パラダイス】
芝木好子の短編小説。赤線とよばれた戦後下町の歓楽街に生きる人々の姿を描く。同作を表題作とする短編集は昭和30年(1955)刊。昭和31年(1956)川島雄三監督により「洲崎パラダイス赤信号」の題...
すさき‐み【洲崎廻】
《「み」は湾曲した所の意》州崎のあたり。「この—に鶴(たづ)鳴くべしや」〈万・七一〉
す‐の‐さき【洲崎】
千葉県、房総半島西端の岬。この岬と三浦半島の剣崎を結んだ線が浦賀水道の入り口となる。洲崎灯台がある。すさき。