た‐なか【田中】
田の中。また、田に囲まれた所。転じて、いなか。「—の一と筋道の五六町ほどは何も無きに」〈露伴・夜の雪〉
たなか【田中】
姓氏の一。 [補説]「田中」姓の人物田中阿歌麿(たなかあかまろ)田中王堂(たなかおうどう)田中大秀(たなかおおひで)田中角栄(たなかかくえい)田中勝雄(たなかかつお)田中義一(たなかぎいち)田中...
たなか‐かつお【田中勝雄】
[1898〜1995]野球選手・監督。大阪の生まれ。早大の外野手で、首位打者を3度獲得。昭和9年(1934)には社会人野球チーム全大阪の監督となり、都市対抗野球でチームを優勝に導いた。
たなか‐は【田中派】
自由民主党にあった派閥の一。七日会・木曜クラブなどの昭和47年(1972)から同62年(1987)における通称。同47年に田中角栄らが佐藤派の大多数を率いて独立。田中は直後に首相に就任し、自派を...
たなか‐ひさしげ【田中久重】
[1799〜1881]幕末・明治初期の技術者。久留米の人。からくり人形を製作してからくり儀右衛門とよばれた。万年時計や日本最初の機関車模型を製作。明治8年(1875)日本最初の民間機械工場を作り...
たなか‐あかまろ【田中阿歌麿】
[1869〜1944]日本の湖沼学・陸水学の開拓者。東京の生まれ。ベルギーのブリュッセル大学で地理学を学ぶ。帰国後、全国の主要湖沼を科学的に調査。昭和6年(1931)日本陸水学会を創立。著「諏訪...
たなか‐おうどう【田中王堂】
[1868〜1932]哲学者・評論家。埼玉の生まれ。本名は喜一。米国留学中にデューイの思想を学び、日本にプラグマティズム哲学を紹介。著「哲人主義」「我が非哲学」など。
たなか‐おおひで【田中大秀】
[1777〜1847]江戸後期の国学者。飛騨の人。号、千種園(ちぐさえん)など。本居宣長(もとおりのりなが)の門人。著「竹取翁物語解(たけとりのおきなのものがたりかい)」「土佐日記解」など。
たなか‐かくえい【田中角栄】
[1918〜1993]政治家。新潟の生まれ。昭和22年(1947)衆議院議員に当選。同47年首相に就任し、日中国交正常化を実現した。また、日本列島改造論を唱えたが、地価高騰や狂乱物価を招き破綻。...
たなか‐きぬよ【田中絹代】
[1909〜1977]映画女優。山口の生まれ。少女時代からスターの地位を確立、晩年まで第一線にあった。監督としても活躍。出演作「愛染かつら」「西鶴一代女」「サンダカン八番娼館・望郷」など。