いせ‐おしろい【伊勢白粉】
伊勢国射和(いざわ)(三重県松阪市)付近で作られていた白粉。水銀を原料とし、上等品とされた。はらや。
えり‐おしろい【襟白粉】
襟首から肩にかけてつける濃いおしろい。江戸中期から、上方風の厚化粧をまねて流行した。牡丹刷毛(ぼたんはけ)を使って塗る。
お‐しろい【白粉】
《お白い、の意。元来は女性語》顔や首筋などにつけて肌を色白に美しく見せるための化粧品。粉おしろい・水おしろい・練りおしろいなどがある。
かみ‐おしろい【紙白粉】
薄紙に練りおしろいを付着させて乾かしたもの。携帯して化粧直しに使う。おしろいがみ。
きちや‐おしろい【吉弥白粉】
上村吉弥が京都四条通りの高瀬川橋詰めで売り出したおしろい。