いげち‐な・い
[形][文]いげちな・し[ク]《近世語》 1 人情味がない。薄情である。「—・い、埒(らち)の明かぬ」〈浄・万古将軍唐日記〉 2 厚かましい。貪欲である。「酒呑童子(すってんどうし)の眷属か、—...
いさみ【勇み】
[名・形動] 1 おとこ気に富んで、言語・動作の威勢がよいこと。また、そのような人や、そのさま。「ちょいと—な、銭遣(ぜにづかい)の奇麗な所に岡惚れして」〈木下尚江・良人の自白〉 2 いさむこと...
か‐けん【家眷】
同じ家の人々。同族の人および付き従う者。一家眷属。「大将並びにその—諸軍官の前に於て」〈中村訳・西国立志編〉
くはんだ【鳩槃荼】
《(梵)kumbhāṇḍaの音写。「くばんだ」とも》増長天の眷属(けんぞく)で、人の精気を吸う鬼神。鳩槃荼鬼。鳩槃荼夜叉神。
けん【眷】
[音]ケン(呉)(漢) [訓]かえりみる 1 振り返って見る。目をかける。「眷顧・眷恋」 2 身うち。「眷属」