いとき‐な・し【幼し/稚し】
[形ク]「いとけない」に同じ。「延政門院—・くおはしましける時」〈徒然・六二〉
いとけ‐な・い【幼い/稚い】
[形][文]いとけな・し[ク]《「ない」は意味を強める接尾語》おさなくて小さいさま。あどけない。「—・い子」 [派生]いとけなげ[形動]いとけなさ[名]
いわ・く【稚く】
[動カ下二]子供じみている。幼稚な振る舞いをする。「—・けたる遊び戯れに心入れたるわらはべの有様など」〈源・若菜上〉 [補説]歴史的仮名遣いは「いわく」か「いはく」か未詳。
いわけ‐な・い【稚ない】
[形][文]いわけな・し[ク]分別がなく子供っぽく見えるさま。あどけない。がんぜない。「まだ—・くもいやしむいろえ包までいうに」〈鴎外・文づかひ〉 [補説]歴史的仮名遣いは「いわけなし」か「いは...
ち【稚】
[常用漢字] [音]チ(漢) [訓]わかい いとけない 年が若い。成熟していない。「稚気・稚魚・稚拙/幼稚」 [補説]「穉」は本字。 [名のり]のり・わか・わく [難読]稚児(ちご・ややこ)・丁...