おき‐わた【置き綿】
真綿を平らにのばして頭にのせる綿帽子。「もめん足袋に—、さし櫛」〈浮・織留・五〉
こきん‐わた【古今綿】
江戸時代、延宝(1673〜1681)から宝永(1704〜1711)のころに流行した綿帽子の一。前額からほおにかけ、あごのところまで包む。頰包み。古今帽子。
じ‐がみ【地髪】
1 入れ髪やかつらなどではない、自然に生えている頭髪。地毛(じげ)。自毛(じもう)。 2 頭巾などをかぶらないで、髪をあらわにすること。「宵は綿帽子、更けては—、夜歩(あり)き足音かるく」〈浮・...
せがわ‐ぼうし【瀬川帽子】
江戸時代に流行した婦人用の綿帽子の一。享保19年(1734)歌舞伎俳優の初世瀬川菊之丞が、屋敷女中の役でかぶったのが最初といわれる。
て‐ぼそ【手細】
1 頰(ほお)かぶりなどに用いる絹の布。「紫の—にて頰かぶりして顔は見せざりき」〈浮・男色大鑑・六〉 2 腰帯のこと。「ゆかりの色や紫の、縮緬(ちりめん)—結び下げ」〈松の葉・四〉 3 江戸で、...