もがり【強請/虎落】
《動詞「もがる」の連用形から》ゆすり。たかり。「おそろしき—どもにかたられ」〈浮・織留・一〉
もがり【虎落】
《語源未詳。中国で粗い割り竹を組んで作った垣をいう「虎落」の用字を転用したもの》 1 竹を筋違いに組み合わせ、縄で結び固めた柵(さく)や垣根。 2 特に紺屋で、枝つきの竹を立て並べ、物を掛けて干...
もがり‐だけ【虎落竹】
もがりに用いる竹。
もがり‐ぶえ【虎落笛】
冬の激しい風が竹垣や柵(さく)などに吹きつけて発する笛のような音。《季 冬》「一汁一菜垣根が奏づ—/草田男」
もが・る【強請る/虎落る】
[動ラ四] 1 異議を申し立てる。逆らう。「いとたつ事を—・りければ」〈大和・附・二〉 2 言いがかりをつけて金品をねだる。ゆする。たかる。「七十に成る浄閑が—・られたといふ外聞悪さ」〈浄・寿の門松〉