いき‐なり【行(き)成り】
[名・形動]事の成り行きに任せ、十分に考えないで行動すること。また、そのさま。行き当たりばったり。ゆきなり。「その日その日に追われながら、—な仕事ばかりして来たのも」〈秋声・仮装人物〉 [副...
こうぜい‐がみ【行成紙】
藤原行成筆の歌書の料紙に似せてつくった紙。薄い鳥の子紙を薄黄色・萌葱(もえぎ)などに染め、雲母(うんも)で細紋を型置きしたもの。江戸時代に流行し、詩歌の料紙、本の表紙などに使われた。
こうぜい‐ぼん【行成本】
行成紙を表紙にした絵本。江戸中期、享保(1716〜1736)のころに流行した。
こうぜい‐よう【行成様】
三蹟(さんせき)の一人、藤原行成の書風。世尊寺(せそんじ)様。
ゆき‐なり【行(き)成り】
[名・形動]「いきなり」に同じ。「両人は—にかたわらへねころぶと」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉 [副]「いきなり」に同じ。「いづみ湯に入るト—はだかになり」〈魯文・西洋道中膝栗毛〉