いやし・い【卑しい/賤しい】
[形][文]いや・し[シク] 1 身分・社会的地位が低い。「—・い身」 2 品位に欠けている。下品だ。「—・い言葉遣い」「根性が—・い」 3 貧しい。みすぼらしい。「服装が—・い」 4 飲食物や...
いやし・む【卑しむ/賤しむ】
[動マ五(四)]「卑しめる」に同じ。「詩名はいよいよ高く、帝も宰相もその才を愛しながら、その人を—・んだ」〈鴎外・魚玄機〉 [動マ下二]「いやしめる」の文語形。
いやし・める【卑しめる/賤しめる】
[動マ下一][文]いやし・む[マ下二]下品な、とるに足りないものとして見下げる。軽蔑する。さげすむ。「自分自身を—・める行い」
しず【賤】
[名]卑しいこと。身分の低い者。「貴人(あてびと)、—が身何の変わりたる所あるべき」〈藤村・春〉 [代]一人称の人代名詞。拙者。わたし。江戸時代に幇間(ほうかん)などが用いた。「君さへ合点な...
しず‐お【賤男】
身分の低い男。しずのお。「堀江より水脈(みを)引きしつつみ舟さす—の伴(とも)は川の瀬申せ」〈万・四〇六一〉
いやしい【卑しい×賤しい】
1〔貪欲な〕greedy;〔食べ物に〕gluttonous;〔金に〕miserly,《文》 avaricious2〔下品な〕vulgar;〔下劣な〕mean卑しい人間a mean person卑...
いやしむ【卑しむ×賤しむ】
⇒いやしめる(卑しめる),けいべつ(軽蔑)彼は卑しむべき人間だHe is a despicable person.
いやしめる【卑しめる×賤しめる】
look down on [upon] ((a person));despise自らを卑しめる《口》 beat up on oneself/《米口》 run oneself downどんな職業で...
せんみん【×賤民】
〔かつての身分制度で〕humble [lowly] people [folk]