うんご‐じ【雲居寺】
京都市東山区高台寺付近にあった寺。承和4年(837)菅野真道が桓武天皇の菩提をとむらうために道場を建立したのが始まり。金色八丈の阿弥陀像があったが、応仁の乱で焼失。八坂東院。 中国河北省房山...
くも‐い【雲居/雲井】
《「居」はすわるの意。「井」は当て字》 1 雲のある場所。雲のたなびいている所。大空。「みずからを—のひばりに比べ」〈倉田・愛と認識との出発〉 2 雲。「はしけやし我家(わぎへ)の方よ—立ち来(...
くもい‐がく・る【雲居隠る】
[動ラ四]「雲隠る1」に同じ。「淡路の島は夕されば—・りぬ」〈万・三六二七〉 [動ラ下二]「雲隠る1」に同じ。「春日山—・れて遠けれど家は思はず君をこそ思へ」〈拾遺・雑恋〉 [補説]四段...
くもい‐なす【雲居なす】
[枕] 1 雲のかかる遠くの意から、「遠く」にかかる。「隼人(はやひと)の薩摩(さつま)の瀬戸を—遠くも我は今日見つるかも」〈万・二四八〉 2 雲のように揺れ動く心の意から、「心」にかかる。「—...
くもい‐の‐さくら【雲居の桜】
1 宮中にある桜。 2 吉野山世尊寺の近くにあったという桜。