か‐みら【韮】
《「か」は香、「みら」は「にら」の古名》ニラの古名。「粟生(あはふ)には—一本(ひともと)」〈記・中・歌謡〉
くく‐みら【茎韮】
《「くく」は茎、「みら」はニラの意》ニラの花茎が伸びたもの。「伎波都久(きはつく)の岡の—われ摘めど」〈万・三四四四〉
にら【韮/韭】
ヒガンバナ科の多年草。全体に特有のにおいがある。鱗茎(りんけい)は卵形で、細長く平たい葉が出る。秋、葉の間から高さ30〜40センチの茎を伸ばし、半球状に白い小花を多数つける。アジア大陸に分布、葉...
はな‐にら【花韮】
1 ヒガンバナ科の多年草。細長い葉が束になって出る。春、花茎の先に、紫色を帯びた白い6弁花を上向きに開く。傷つけるとニラの匂いがする。アルゼンチンの原産で、観賞用。ブローディア。 2 ニラのつぼ...
ひめ‐にら【姫韮】
ヒガンバナ科の多年草。原野に自生。高さ約10センチ。春、線形の葉が2枚出て、その間から1本の花茎を伸ばし、釣鐘状の紫色がかった白い花を1個つける。夏になると地上部は消える。