かび【牙】
植物の芽。「葦—の如く萌えあがる物に因りてなれる神」〈記・上〉
かび【穎】
《「かひ」とも》植物の穂。特に、稲穂。「初穂をば千(ち)—八百(やほ)—に奉り置きて」〈祝詞・祈年祭〉
かび【黴】
《「牙(かび)」と同語源》有機物の上に生じる菌類またはその菌糸の集まり。糸状菌など、キノコを生じないものをさしていい、適当な温度と水分があれば無制限に成長を続け、至るところに発生する。《季 夏》...
か‐び【蚊火】
《「かひ」とも》蚊やり火。《季 夏》
か‐び【加被】
神仏が力を貸して守ってくれること。加護。「もし、神明、仏陀(ぶっだ)の—にあらずは、争(いかで)か反逆の凶乱をしづめんのみ」〈平家・七〉