かん‐べん【冠冕】
1 冕板(べんばん)をつけたかんむり。また、かんむり。「臣下は北面にして階下に—をうち垂る」〈太平記・二四〉 2 いちばんすぐれているもの。首位。「実に古今の—為(た)り」〈童子問・下〉
かん‐べん【勘弁/勘辨】
[名](スル) 1 他人の過失や要求などを許してやること。堪忍。「今度だけは—してやる」「保証人になる話は—してもらった」 2 物事のよしあしをよく考えること。「心身の不完全は…其人の罪にあらざ...
かん‐べん【簡便】
[名・形動]簡単で便利なこと。手軽なこと。また、そのさま。「—な道具」「食事を—に済ます」 [派生]かんべんさ[名]
かんべん‐づよ・い【勘弁強い】
[形][文]かんべんづよ・し[ク]忍耐強い。我慢強い。「流石に—・き若侍も、今は早や怒気一度に面(かお)に顕(あら)われ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉