さえ【冴え/冱え】
1 寒気・光・色・音などが澄みきること。「月光の—」 2 頭脳の働きや感覚が鋭いこと。技術などが鮮やかなこと。「勘の—」「包丁さばきの—」 3 江戸時代の遊里で、遊興のこと。また、酒宴。「あらゆ...
さえさえ‐て【冴え冴えて/冱え冱えて】
[連語]《動詞「冴える」の連用形を重ねたものに、接続助詞「て」が付いたもの》非常にさえて。非常に冷えて。「さむしろの夜はの衣で—初雪しろし岡の辺の松」〈新古今・六六二〉
さえ‐ざえ【冴え冴え/冱え冱え】
[副](スル) 1 澄んではっきりしているさま。また、さわやかなさま。「—と晴れわたった空」「—(と)した顔つき」 2 冬の寒さが透き通って身にしみるように感じるさま。《季 冬》「暮れ残る豆腐屋...
さえざえ‐し・い【冴え冴えしい/冱え冱えしい】
[形][文]さえざえ・し[シク] 1 澄んではっきりしている。澄みきっている。晴れわたっている。「—・い秋の空気」 2 気持ちがすがすがしい。気分が晴れ晴れとしている。「—・い笑顔」
さ・える【冴える/冱える】
[動ア下一][文]さ・ゆ[ヤ下二] 1 寒さが厳しくなる。しんしんと冷え込む。「—・えた冬の夜」《季 冬》「—・ゆる夜の瓦(かはら)音ある礫(こいし)かな/碧梧桐」 2 くっきりと澄む。はっきり...