くち‐がたり【口語り】
1 浄瑠璃や歌などを三味線なしに語ったり歌ったりすること。 2 義太夫節の一段を口(くち)・中(なか)・切(きり)と分けたとき、口または中の部分を語る太夫。端場(はば)語り。→切り語り
こう‐ご【口語】
1 日常の談話などに用いられる言葉遣い。話し言葉。口頭語。音声言語。⇔文語。 2 明治以降の話し言葉と、それをもとにした書き言葉とを合わせていう。⇔文語。 [補説]明治以前の言葉についても、それ...
こうご‐か【口語歌】
口語による短歌。伝統的な和歌の制約から離れ、言文一致運動の試みとして明治中期から始まり、石川啄木らによって実践された。
こうご‐けい【口語形】
口語文の中で用いられる語形。主として活用語にいう。例えば、動詞の「ある」「する」、形容詞の「速い」「美しい」、形容動詞の「静かだ」「賑(にぎ)やかだ」など。⇔文語形。
こうご‐し【口語詩】
口語体の詩。山田美妙等の試作に始まり、明治末期の川路柳虹(かわじりゅうこう)らの口語自由詩を経て、大正期に確立。