くち‐ひそ・む【嚬む】
[動マ四]苦々しげに口をゆがめる。「怪しく、僻僻(ひがひが)しくもてなし給ふを、もどき、—・み聞こゆ」〈源・総角〉
ひそみ【顰み/嚬み】
眉間(みけん)にしわを寄せ顔をしかめること。
ひそ・む【顰む/嚬む】
[動マ四] 1 口などがゆがむ。「口—・むも知らず」〈宇津保・忠こそ〉 2 べそをかく。泣き顔になる。「背きぬる世の去りがたきやうに、自ら—・み御覧ぜられ給ふ」〈源・夕顔〉 [動マ下二]「ひ...
ひそ・める【顰める/嚬める】
[動マ下一][文]ひそ・む[マ下二]不快や不満などのために、眉のあたりにしわを寄せる。顔をしかめる。「マナーの悪さに眉を—・める」
ひん【顰/嚬】
顔をしかめること。まゆをひそめること。ひそみ。