もみ【籾】
1 脱穀の後、籾摺(もみず)りする前の、外皮に包まれたままの米。もみごめ。《季 秋》「老いし母怒濤を前に—平(なら)す/三鬼」 2 「籾殻(もみがら)」の略。 [補説]「籾」は国字。
もみ‐がら【籾殻】
稲の実の外皮。籾米をついて玄米を得たあとの殻。あらぬか。すりぬか。もみ。
もみ‐ぐら【籾蔵】
江戸時代、凶作の年に備えて米を籾のままで貯蔵する蔵。
もみ‐ごめ【籾米】
籾殻のついた米。もみよね。
もみ‐すり【籾摺り】
《「もみずり」とも》籾から籾殻を取り除いて玄米にすること。磨臼(すりうす)にかけ、唐箕(とうみ)で殻や粃(しいな)を除去し、千石通(せんごくどお)しで殻粒を選別する。現在は自動籾摺り機が用いられ...