おく・す【遣す/致す】
[動サ四]《「おこ(遣)す」の音変化》よこす。「(船賃ヲ)それに—・しやらぬ人は、向かふな島へ、うちあげておきまする」〈狂言記・薩摩守〉
おこ・す【遣す/致す】
[動サ下二] 1 よこす。届けてくる。「講師、もの、酒—・せたり」〈土佐〉 2 (動詞の連用形に付いて)その動作が自分の方へ及ぶことを表す。こちらへ…する。…してくる。「空合はせ(=夢判断)に...
こ・す【遣す】
[動サ四]つかわす。よこす。「亀屋へ養子に—・すからは」〈浄・冥途の飛脚〉
まだ・す【遣す】
[動サ四]《「まい(参)る」の連用形に「いだす」の付いた「まいいだす」の音変化か》使いを差し出す。差し上げる。「使ひを—・して天(あめ)の神に白(まう)す」〈神代紀・上〉
よこ・す【寄越す/遣す】
[動サ五(四)] 1 こちらへ送ってくる。こちらへ渡す。「手紙を—・す」「使いを—・す」「分け前を—・す」 2 (動詞の連用形に「て」を添えた形の下に付いて)こちらへある動作をしむけてくる。「先...