なむ【南無】
《(梵)namasの音写。南摩・納莫などとも音写。敬礼(きょうらい)・帰命(きみょう)と訳す》仏語。仏・菩薩(ぼさつ)に向かって、心からの帰依を表す語。その名を呼ぶときに冠する。
な・む【並む】
[動マ四]ならぶ。連なる。「松の木(け)の—・みたる見れば家人(いはびと)の我を見送ると立たりしもころ」〈万・四三七五〉 [動マ下二]ならべる。ならばせる。連ねる。「駒—・めてうち過ぎ給ふに...
な・む【嘗む/舐む】
[動マ下二]「な(嘗)める」の文語形。
なむ
[助動][○|○|なむ|なむ|なめ|○]《上代東国方言》動詞・動詞型活用語の終止形に付く。推量の助動詞「らむ」に同じ。→なも[助動]「国々の社の神に幣(ぬさ)奉り我(あ)が恋すなむ妹(いも)がか...
なむ
[係助]《上代の係助詞「なも」の音変化。「なん」とも》名詞、活用語の連用形・連体形、副詞、助詞に付く。 1 上の事柄を強く示す意を表す。「夜半(よなか)うち過ぐるほどに—、絶えはて給ひぬる」〈...