もう‐き【盲亀】
目の見えない亀。「—の浮木(ふぼく)」
もう‐き【濛気/朦気】
1 もうもうと立ちこめる霧やもや。 2 心の晴れないこと。気のふさがること。「心地の—するとて」〈太平記・二〇〉
もうき‐の‐ふぼく【盲亀の浮木】
《大海中に住み百年に一度水面に出てくる目の見えない亀が、ようやく浮木に遇(あ)いその穴に入るという「涅槃経」などにある話から》めったに会えないこと。また、仏法に出会うことが困難であることのたとえ。
もう‐きゅう【毛球】
毛の根元にある球状にふくらんだ部分。毛乳頭を上から覆い、毛乳頭と接する部分に毛母細胞がある。
もう‐きょ【毛挙】
些細な点までとりあげること。細かい事がらまで一つ一つ数え立てること。「其の外の勘賞(けんじょう)共—にいとまあらず」〈平家・三〉