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辞書
ご‐じょく【五濁】
仏語。この世が悪くなるときの五つの汚濁の相。天災・疫病・戦争などが起こる劫(こう)濁、誤った考え方がはびこる見濁、衆生(しゅじょう)の寿命が短くなる命(みょう)濁、煩悩によって悪が蔓延する煩悩濁...
ごじょく‐あくせ【五濁悪世】
仏語。五濁にまみれた悪い世の中。
ごじょく‐ぞう【五濁増】
仏語。時がたつにつれて五濁の度合いが高まること。
ごじょくあくせ【五濁悪世】
末世。末法の世。五つの汚れに満ちた悪い世の意。▽仏教語。「五濁」は五つの汚れ。劫濁こうじょく(時代の汚れ。以下の四濁の起こる時代)・煩悩濁ぼんのうじょく(貪むさぼりや怒りなど人の浅ましさがはびこる)・衆生濁しゅじょうじょく(心身が弱く苦しみが多く、人の資質が低下する)・見濁けんじょく(誤った悪い思想・考え)・命濁みょうじょく(寿命が短くなり、最後には十歳になる)をいう。