あい‐づち【相槌/相鎚】
1 鍛冶(かじ)で、二人の職人が交互に槌を打ち合わすこと。あいのつち。 2 相手の話にうなずいて巧みに調子を合わせること。「聞く人なげに遠慮なき高声、福も—例の調子に」〈一葉・われから〉
あ‐うら【足占】
古代の占法の一。一歩一歩吉凶の言葉を交互に唱えながら進み、目標に達したときの言葉によって占ったとも、あるいは、足音の強弱で占ったともいう。あしうら。
あお‐たん【青緂】
白と青を交互に配した染め色や織り色。狩衣(かりぎぬ)や小直衣(このうし)の袖括(そでぐく)りの組緒(くみお)、几帳(きちょう)や壁代(かべしろ)のひもなどに用いる。
アクティブシャッター‐ほうしき【アクティブシャッター方式】
《active shutter glasses》遠近感を伴う映像を表示する立体テレビやコンピューターのディスプレーなどの方式の一。左眼用と右眼用の映像を交互に表示するもの。映像の切り替えと同期し...
あし‐ぶみ【足踏み】
[名](スル) 1 立ち止まったまま両足で交互に地面や床の同じ所を踏むこと。「—ミシン」 2 物事の進行が止まって、同じような状態が続くこと。停滞。「工事は—している」 3 舞楽・能楽などで、足...
交互
交互の alternate(▼alternateの発音は名詞・形容詞では[ɔ́ːltərnət, ǽl-|ɔːltə́ːn-],動詞では[ɔ́ːltərnèit, ǽl-|ɔ́ːl-])交互に ...
こうごに【交互に】
by turns; alternately痛みと吐き気が交互に起きたPain alternated with nausea.姉妹は交互に病人の看護をしたThe sisters nursed t...
相撲
〔競技〕sumo wrestling;〔試合〕sumo matches [bouts]説明Sumo wrestling, the national sport of Japan, has a l...
accordion theory
アコーディオン理論(◇幅広い商品をそろえる総合店と商品を絞り込んだ専門店とが交互に出現するという,小売機関の発展に関するサイクル理論)
alternate
[動]1 自交互に起こる,(…と)互い違いになる≪with≫,(…と…を)交互に繰り返す≪between≫The flood and ebb tides alternate.満潮と干潮は交互に起...
かわるがわる【代わる代わる】
[共通する意味] ★二人あるいは二つ以上の物が、同じ動作を代わりあって行うさま。[英] alternately[使い方]〔代わる代わる〕(副)▽全員が代わる代わる一曲ずつ歌う▽代わる代わる電話に...
かわりばんこ【代わりばんこ】
[共通する意味] ★二人あるいは二つ以上の物が、同じ動作を代わりあって行うさま。[英] alternately[使い方]〔代わる代わる〕(副)▽全員が代わる代わる一曲ずつ歌う▽代わる代わる電話に...
こうごに【交互に】
[共通する意味] ★二人あるいは二つ以上の物が、同じ動作を代わりあって行うさま。[英] alternately[使い方]〔代わる代わる〕(副)▽全員が代わる代わる一曲ずつ歌う▽代わる代わる電話に...
ひく【引く】
[共通する意味] ★何かに自分の方に向けた力を加える。[英] to draw[使い方]〔引く〕(カ五)▽綱を引く▽弓を引く〔手繰る〕(ラ五)▽釣り糸を手繰る〔引きずる〕(ラ五)▽着物のすそを引き...
ご【碁】
[意味] 縦横各一九本の線の交点、三六一の目を持った盤上で、相対した二人が、黒・白の石を交互に並べて、囲んだ目の数の多少によって勝負を競うもの。[使い方]〔碁〕▽碁をうつ
血液循環と血管の構造
血液循環を構成する2つのルート―。その1つは、心臓の左心室から大動脈に拍出された血液が、中動脈→小動脈→細動脈→微細動脈→毛細血管の順に進んで全身を流れ、微細静脈→細静脈→小静脈→中静脈→上大静脈・下大静脈へと合流を繰り返しながら右心房に戻ってくる「体循環」です。 体循環で血液がからだを一周する時間は、約20秒といわれています。このわずかな時間で、血液は左心室を出発し、からだ中を巡りながら必要な部位でガス交換、すなわち酸素を届け、不要な二酸化炭素を引き取って右心房に戻ってきます。 もう一方のルートは、右心房→右心室→肺動脈を経由して肺に入り、肺静脈を通って左心房に戻ってくる「肺循環」です。このコースは、右心房を出てから3~4秒という短時間で血液が心臓に戻ってきます。 肺循環では、体循環のルートを通って心臓に戻ってきた血液から、二酸化炭素や老廃物などを取り除いて、再度、酸素を多く含んだ新鮮な血液に再生するため、肺のなかでガス交換を行ったのち、心臓へと戻します。 肺循環を終えた血液は左心房、左心室を経由して大動脈から再び体循環のルートへと進みます。 血液は、常に体循環、肺循環を交互に繰り返して体内を循環しているのです。 血管は血液が流れるパイプラインであり、パイプの内側にあたる"内腔"と、パイプの外壁となる"血管壁"からできています。 動脈と静脈では構造的な差異が若干あり、まず動脈は内腔が狭く、内側から、薄い「内膜」、厚い「中膜」、「外膜」の3層の膜が重なる厚い血管壁に囲まれ、弾力性に富んだ構造になっています。 また、太い動脈と細い動脈では、それぞれ役割が異なります。大動脈のように太い動脈は、弾力性に富んで心臓からの強い血流を受け止めて、血流を和らげる役割を担います。俗に"弾性血管"と呼ばれています。 細い動脈は"抵抗血管"とも呼ばれ、心臓からの圧力に抵抗して血液量を調整しています。心臓から送られてきた血液を、どこにどれだけ流すのかを分配します。 一方、静脈は体循環から心臓に戻る血液のラインで、体内の二酸化炭素や老廃物を吸収した血液が流れています。動脈同様に3層の膜で血管壁を形成していますが、内膜、中膜ともに薄く、平滑筋や弾性線維も少ないため、血管壁の弾力が強くありません。 静脈を流れる血液は体内の約75%。血管の数も動脈より多く、太いため、逆流を防ぐために弁がついています。さらに手足の筋肉の動きを"血液の流れをサポートするポンプ"として利用し、ゆるやかなスピードで心臓に血液を戻します。 これら動脈と静脈の間には、直径1mmにも満たない(約1/100mm)毛細血管が無数にあり、両者間を網の目状に走っています。 毛細血管の血管壁は、動脈や静脈に比べて薄く、内皮細胞、基底膜、周皮細胞などからできています。平滑筋はありません。
拍動のメカニズム
心臓は、心筋が規則的に収縮と弛緩を繰り返すことによって、一定のリズムで拍動を続けています。 心臓が休むことも大きく乱れることもなく、規則正しく拍動を続けていられるのは、"刺激伝導系"というメカニズムのおかげです。 刺激伝導系の発端は、心臓の運動の司令塔である"洞房結節(右心房の上端にある)"から「動け」という電気刺激の信号が発せられることです。 その信号は右心房の壁を通り、右心室との境界周辺にある房室結節に伝わります。さらに、そこからヒス束→プルキンエ線維(拍動の刺激を伝達する最終部分)に伝わり、最終的に信号に反応した心筋が収縮して拍動が生じます。 この電気信号は、房室結節でとてもゆっくりと伝えられるため、心房と心室では収縮に時間差ができます。 この時間差があることで、心房が収縮し、血液を心室に充満させ、次いで心室が収縮して血液を排出するという流れがスムーズに行われるのです。 血液の循環にあたって、避けなければならないのが血液の逆流です。そこで、血液が一方向だけに流れるように働いているのが、心臓内にある4つの弁です。右心房と右心室の間にある「三尖弁」、左心房と左心室の間にある「僧帽弁」、そして肺動脈への出口にある「肺動脈弁」、大動脈への出口にある「大動脈弁」がそれです。 心臓が静脈から血液を取り込むときには三尖弁と僧帽弁が開き、肺動脈弁と大動脈弁が閉じます。逆に、血液を送り出すときは三尖弁と僧帽弁が閉じ、肺動脈弁と大動脈弁が開くというように、交互に開閉を繰り返して血液の逆流を防いでいます。 安静時と運動時では、心拍数や心拍出量を調節する必要があります。 調節機能としては、心筋が引き伸ばされる力に比例して、心筋細胞自体が収縮力を増すこと。また、自律神経(交感神経、副交感神経)から発せられるシグナルによって、心筋がその時々に必要な心拍をおこし、血液を全身に送り出すことなどがあげられます。 からだの各部位に必要なだけの血液を送る調節は、安静時では毎分の心拍数が70回、心拍出量は5.5L程度ですが、激しい運動を行った直後には、毎分の心拍数は200回以上、血液の拍出量は25Lにも達します。