あたら【可惜/惜】
[副]《形容詞「あたら(可惜)し」の語幹から》惜しくも。残念なことに。あったら。「—好機を逃した」
あたら・し【可惜し/惜し】
[形シク] 1 《それに相当するだけの価値がある、というところから》そのままにしておくには惜しいほどりっぱだ。すばらしい。「求めて得し玉かも拾(ひり)ひて得し玉かも—・しき君が老ゆらく惜(お)し...
あたら‐もの【可惜物】
惜しむべきもの。惜しいこと。あったらもの。「—を。我がために塵ばかりのわざすな」〈宇津保・藤原の君〉
あたら‐よ【可惜夜】
明けてしまうのが惜しい夜。「玉くしげ明けまく惜しき—を衣手離(か)れてひとりかも寝む」〈万・一六九三〉
あったら【可惜/惜】
[副]「あたら」の音変化。「—短い青春を棒に振る」