え‐こう【回向/廻向】
[名](スル)仏語。 1 死者の成仏を願って仏事供養をすること。「冥福を祈って—する」 2 自分の修めた功徳(くどく)を他にも差し向け、自他ともに悟りを得るための助けとすること。 3 浄土真宗で...
おうそう‐えこう【往相回向】
みずから積んだ功徳をすべての人にも施して、ともに浄土に往生しようと願うこと。真宗では、そのような往生の手だては阿弥陀仏の本願の力によるとする。⇔還相回向(げんそうえこう)。
がんりき‐えこう【願力回向】
浄土真宗で、衆生の往生の因も果も、すべて阿弥陀仏の本願の力によって施し与えられたものであること。他力回向。
げんそう‐えこう【還相回向】
仏語。極楽浄土に往生した人が、再びこの世に生まれかえって、人々を教化(きょうけ)して救うこと。⇔往相回向(おうそうえこう)。
じりき‐えこう【自力回向】
仏語。自分の力で修めた功徳を、自分の悟りを得る手だてとすること。