たいこ‐もち【太鼓持(ち)/幇間】
1 宴席に出て客の遊びに興を添えることを職業とする男性。幇間(ほうかん)。 2 人にへつらって気に入られようとする者。太鼓たたき。「あいつは社長の—だ」
パン【幇/幫/帮】
《(中国語)》中華人民共和国成立以前の中国における同業者・同郷者などの相互扶助組合。また、これに類似した団体。厳格な規約があり、強い団結力で外部勢力に対抗した。
ほう【幇】
[音]ホウ(ハウ)(呉)(漢) わきから助ける。「幇間・幇助」 [補説]「幫」は本字。 [難読]青幇(チンパン)・紅幇(ホンパン)
ほう‐かん【幇間】
《「幇」は、たすける意》宴席などで客の機嫌をとり、酒宴の興を助けるのを職業とする男。太鼓持ち。男芸者。
ほうかんき【幇間記】
長尾宇迦(ながおうか)による短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は原敬への無償の奉仕に生きた床屋の生涯を描いたもの。作品集は平成元年(1989)刊行で、直木賞候補作となった「幽霊記」を...