あ【彼】
[代]遠称の指示代名詞。あれ。「雲立つ山を—はとこそみれ」〈大和・一四五〉
あれ【彼】
[代] 1 遠称の指示代名詞。 ㋐第三者が持っている物、または、話し手・聞き手の双方に見えている物をさす。あのもの。「—は何だ」「—が欲しい」 ㋑双方に見えている場所をさす。あそこ。「—に見える...
か【彼】
[代] 1 (多く「の」「は」を伴って用いる)遠称の指示代名詞。あれ。かれ。「兎追いし—の山」〈文部省唱歌・故郷〉 「—の児ろと寝ずやなりなむはだすすき浦野の山に月(つく)片寄るも」〈万・三五六...
かれ【彼】
[代] 1 男性をさす三人称の人代名詞。あの男。西欧語の三人称男性代名詞の訳語。「—は君の弟かい」⇔彼女。 2 三人称の人代名詞。明治時代まで男女の区別なく用いた。あの人。あれ。「余はエリスを...
ひ【彼】
[常用漢字] [音]ヒ(呉)(漢) [訓]かれ かの あれ あの 〈ヒ〉向こうにある人や物をさす語。あの人。あれ。向こう。「彼我・彼岸・彼此(ひし)/海彼」 〈かれ〉「彼氏・彼等(かれら)」...