こう【恍】
[ト・タル][文][形動タリ]うっとりとするさま。また、ぼんやりするさま。「—として夢中夢に入るの感あるのみ」〈福沢・福翁百話〉
こう‐こつ【恍惚】
[ト・タル][文][形動タリ] 1 物事に心を奪われてうっとりするさま。「—として聴き入る」「—の境地」 2 意識がはっきりしないさま。「将軍はすでに疲れ切っていた…精神も次第に—となるほどだっ...
こうこつのひと【恍惚の人】
有吉佐和子の長編小説。昭和47年(1972)発表。認知症と老人介護の問題をテーマとする。昭和48年(1973)、森繁久弥主演により映画化。
こう‐ぜん【恍然】
[ト・タル][文][形動タリ]心を奪われてうっとりするさま。「吾を忘れて—と机によりかかりし折しも」〈露伴・露団々〉
とぼけ【恍け/惚け】
とぼけること。また、とぼけた人。→御恍(おとぼ)け