あかれ【別れ/散れ】
1 集まっていた人々が、あちこちにわかれ散ること。散会。「弘徽殿(こきでん)の御—ならむ、と見給へつる」〈源・花宴〉 2 所属するもの。分(ぶん)。「桜萌黄(さくらもえぎ)などは、女院の御—」〈...
あだ‐の‐おおの【阿太の大野】
奈良県五條市北東部、吉野川沿岸の地域。萩(はぎ)の名所。[歌枕]「ま葛原なびく秋風吹くごとに—の萩の花散る」〈万・二〇九六〉
あだ‐ばな【徒花】
1 咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。むだ花。「—を咲かす」「—に終わる」 2 季節はずれに咲く花。 3 はかなく散る桜花。あだざくら。「風をだに待つ程もなき—は枝に...
あぶら‐はね【油跳ね】
油がはねて周囲にとび散ること。特に、料理で、水分の多い材料を揚げるときに油が勢いよくとび散ること。
あめ【天】
1 地(つち)に対して、空。「み園生(そのふ)の百木の梅の散る花し—に飛び上がり雪と降りけむ」〈万・三九〇六〉 2 天にあって神や天人の住む所。天上界。「かばかり守る所に—の人にも負けむや」〈竹取〉
気
1〔空気〕air;〔大気〕the atmosphere海の気を吸うbreathe in sea air新鮮な山の気fresh mountain air辺りに秋の気がみなぎっているAutumn i...
きがちる【気が散る】
気が散るから静かにしてくれBe quiet. I can't concentrate.テレビの音がうるさくて,気が散って勉強できないThe sound of the television 「di...
護国
defense of one's country護国の花と散るdie for one's country護国神社a shrine for the war dead護国卿Lord Protecto...
散じる
1〔散る〕disperse;〔散らす〕scatter2〔なくす〕財産を散じる「run through [squander] one's fortune痛みを散じるkill [stop] the ...
退散
退散する 〔散る〕disperse;〔逃げる〕run away警官が来ると群衆は退散したThe crowd dispersed when the police arrived.そろそろ退散する時...
ちらかる【散らかる】
[共通する意味] ★ばらばらになってあたりに広がる。[英] to scatter[使い方]〔散る〕(ラ五)▽火花が散る▽群衆が散る▽気が散る〔散らばる〕(ラ五)▽卒業生が全国に散らばる▽人家が散...
ちらばる【散らばる】
[共通する意味] ★ばらばらになってあたりに広がる。[英] to scatter[使い方]〔散る〕(ラ五)▽火花が散る▽群衆が散る▽気が散る〔散らばる〕(ラ五)▽卒業生が全国に散らばる▽人家が散...
ちる【散る】
[共通する意味] ★ばらばらになってあたりに広がる。[英] to scatter[使い方]〔散る〕(ラ五)▽火花が散る▽群衆が散る▽気が散る〔散らばる〕(ラ五)▽卒業生が全国に散らばる▽人家が散...
とびちる【飛び散る】
[共通する意味] ★何かが勢いよく飛んだり、飛び出したりする。[英] to scatter[使い方]〔飛び散る〕(ラ五)▽火花が飛び散る▽爆弾の破片は四方に飛び散った〔跳ねる〕(ナ下一)▽天ぷら...
はじける
[共通する意味] ★何かが勢いよく飛んだり、飛び出したりする。[英] to scatter[使い方]〔飛び散る〕(ラ五)▽火花が飛び散る▽爆弾の破片は四方に飛び散った〔跳ねる〕(ナ下一)▽天ぷら...
えんまんりゅうらん【衍曼流爛】
はびこり広がること。多く悪などがはびこることにいう。▽「衍曼」は限りなく広がりはびこるさま。蔓延まんえんするさま。「流爛」は布しき散る、散り散りにはびこる意。「曼」は「漫」とも書く。
らくえいひんぷん【落英繽紛】
花びらがはらはらと乱れ散るさま。▽「英」は花・花びら。「落英」は散る花びら、また、散った花びらのこと。「繽」は多く盛んなさま。「繽紛」は花の乱れ散るさま。
らっかりゅうすい【落花流水】
落ちた花が水に従って流れる意で、ゆく春の景色。転じて、物事の衰えゆくことのたとえ。時がむなしく過ぎ去るたとえ。別離のたとえ。また、男女の気持ちが互いに通じ合い、相思相愛の状態にあること。散る花は流水に乗って流れ去りたいと思い、流れ去る水は落花を乗せて流れたいと思う心情を、それぞれ男と女に移し変えて生まれた語。転じて、水の流れに身をまかせたい落花を男に、落花を浮かべたい水の流れを女になぞらえて、男に女を思う情があれば、女もその男を慕う情が生ずるということ。▽「流水落花りゅうすいらっか」ともいう。
らりこっぱい【乱離骨灰】
ばらばらに離れ散ること。めちゃめちゃになった様子。さんざん。▽「らりこはい」とも読む。「乱離」は「羅利」とも書き、「骨灰」は「粉灰」「骨敗」「忽敗」とも書く。
らんさいぎょくせつ【蘭摧玉折】
賢人や美人などが、その魅力を十分に発揮しないまま、世を去ってゆくこと。本来の意味は、蘭の花が散り、玉が砕け割れること。▽「摧」はくだける意。