だん‐ちょう【断腸】
はらわたを断ち切ること。はらわたがちぎれるほど、悲しくつらいこと。「—の思い」 [補説]中国、晋の武将、桓温が三峡を旅したとき、従者が捕らえた子猿を追って母猿が百里あまり岸伝いについてきて、やっ...
だんちょう【断腸】
《原題、(フランス)Le crève-cœur》アラゴンの詩集。1941年刊。第二次大戦時フランスの代表的なレジスタンス詩集の一つ。断腸詩集。
だんちょう‐か【断腸花】
シュウカイドウの別名。
だんちょう‐てい【断腸亭】
永井荷風が大正5年(1916)から大正7年(1918)にかけて住んだ、新宿区余丁町(よちょうまち)の家。庭に断腸花(シュウカイドウ)が植えてあったことに由来する名称。 [補説]荷風はこの家で、大...
だんちょうていにちじょう【断腸亭日乗】
永井荷風の日記。大正6年(1917)9月16日から死の前日の昭和34年(1959)4月29日まで書き続けられた日記。「断腸亭」は起筆時に著者が住んでいた家の屋号。