ほん‐ちょう【本朝】
わが国の朝廷。転じて、わが国。⇔異朝。「—人皇の始め、神武天皇より」〈太平記・一〉
ほんちょうおういんひじ【本朝桜陰比事】
浮世草子。5巻。井原西鶴作。元禄2年(1689)刊。中国の「棠陰(とういん)比事」に倣い、裁判を題材にした44話を収録。
ほんちょうがじんでん【本朝画人伝】
村松梢風による日本画家の人物評伝。「中央公論」誌に連載。大正13年(1924)から大正15年(1926)にかけて中央美術社から上中下3巻を刊行。その後、昭和15年(1940)から昭和18年(19...
ほんちょうぐんきこう【本朝軍器考】
江戸中期の故実書。12巻。新井白石著。元文元年(1736)刊。古代からの武器の沿革・制度を、部類を立てて考証した書。
ほんちょうげつれい【本朝月令】
平安中期の有職書。もと4巻または6巻。惟宗(これむね)公方著といわれるが未詳。和漢の書から引用し、年中の公事(くじ)の由来を述べたもの。原本は散逸し、1巻のみ残存。