かく‐しき【格式】
1 身分・家柄などによって定まっている礼儀や作法。また、身分や家柄。「—を重んじる」「—のある家」 2 ⇒きゃくしき(格式)1
きゃく‐しき【格式】
1 律令を補足・修正するための法令。格(きゃく)と式。かくしき。「弘仁—」→格(きゃく) →式 2 ⇒かくしき(格式)1
こうにんきゃくしき【弘仁格式】
大宝元〜弘仁10年(701〜819)の格と式を集めたもの。格10巻、式40巻。初め藤原内麻呂ら、のち、藤原冬嗣らが編纂(へんさん)。弘仁11年(820)成立。完本は現存せず、諸書に逸文が残る。格...
さんだい‐きゃくしき【三代格式】
平安前期、嵯峨・清和・醍醐の3天皇の時代に定められた、弘仁格式・貞観格式・延喜格式のこと。→格式
じょうがん‐きゃくしき【貞観格式】
弘仁11年(820)以後の格式を、藤原良相のち藤原氏宗らが編纂(へんさん)したもの。格は貞観11年(869)、式は貞観13年(871)に成立。格12巻、式20巻。