き‐がわ【黄皮/橘皮】
橘(たちばな)などの実の皮。刻んで香辛料として料理に用いる。〈和名抄〉
きっちゅう‐の‐たのしみ【橘中の楽しみ】
《中国の巴邛(はきょう)で、橘(たちばな)の実を割ってみると、その中で二人の仙人が向かいあって碁を楽しんでいたという「幽怪録」の故事から》将棋や囲碁をする楽しみ。
きつ【橘】
[人名用漢字] [音]キツ(漢) [訓]たちばな 1 木の名。タチバナ。「橘中/柑橘類」 2 橘(たちばな)氏のこと。「源平藤橘」 [難読]枸橘(からたち)
たちばな【橘】
1 ミカン科の常緑小高木。枝にとげをもち、葉は小さい。6月ごろ、白い5弁花を開く。実は小さく、黄熟しても酸味が強く苦みもあり食用にはしない。日本たちばな。《季 実=秋 花=夏》「青き葉の添ふ—の...
たちばな【橘】
姓氏の一。 古代の有力な氏。敏達天皇5世の孫美努(みぬ)王の妻、県犬養三千代(あがたいぬかいのみちよ)が和銅元年(708)に橘宿禰(たちばなのすくね)を賜り、のち、その子の葛城(かつらぎ)王...
たちばな‐しゅうた【橘周太】
[1865〜1904]陸軍軍人。長崎の生まれ。日露戦争中、大隊長として首山堡の争奪戦で戦死。海軍の広瀬武夫中佐と並んで「軍神橘中佐」と称された。
たちばな‐ちかげ【橘千蔭】
⇒加藤千蔭(かとうちかげ)
たちばな‐なんけい【橘南谿】
[1753〜1805]江戸中期の医者・文人。伊勢の人。本名、宮川春暉(みやがわはるき)。字(あざな)は恵風。別号、梅仙。京都で漢方医学を学び、文学にも造詣が深い。全国を遍歴して「西遊記」「東遊記...
たちばな‐の‐かちこ【橘嘉智子】
[786〜850]嵯峨天皇の皇后。仏法への信仰があつく、京都嵯峨に檀林寺を建てたので、世に檀林皇后という。橘氏の私学として学館院を設立。
たちばな‐の‐みちよ【橘三千代】
⇒県犬養橘三千代(あがたいぬかいのたちばなのみちよ)