せん【箋/籤】
1 書き付け用の細長い紙片。手紙。ふだ。 2 木・竹・象牙などで作り、書名などを記して経巻を包む帙簀(ちす)のひもや巻子本(かんすぼん)の軸に結びつけたり、書籍中に挿入したりして検索に用いる札。
せん【箋】
[常用漢字] [音]セン(呉)(漢) 1 メモ・手紙などを書く紙片。「詩箋・便箋・付箋・用箋」 2 注釈をつける。「箋注」
せん‐ちゅう【箋注/箋註】
《「箋」は注釈などを記して書物に貼り付ける紙片》本文の注釈。注解。
せんちゅうわみょうるいじゅしょう【箋注倭名類聚鈔】
江戸後期の、「倭名類聚鈔」の注釈書。10巻。狩谷棭斎(かりやえきさい)著。文政10年(1827)成立。明治16年(1883)刊。異本を校合(きょうごう)し、和漢の古書を引用して考証したもの。