は‐せお【芭蕉】
《「せを」は「しょう(蕉)」の古い表記》⇒ばしょう(芭蕉)
ば‐しょう【芭蕉】
バショウ科の多年草。高さ約5メートルの葉鞘(ようしょう)の密に重なった偽茎が直立し、先に葉をつける。葉は長さ約2メートルの楕円形で、葉脈に沿って裂けやすい。夏、黄色の雄花と雌花との穂ができ、まれ...
ばしょう【芭蕉】
謡曲。三番目物。金春禅竹(こんぱるぜんちく)作。芭蕉の精が中国の楚の僧の前に現れ、世の無常と芭蕉にまつわる故事を語り、舞をまう。
ばしょう‐あん【芭蕉庵】
芭蕉が住んだ草庵。特に、江戸深川六間堀の門人杉山杉風の屋敷にあった草庵をいう。
ばしょうおうぎょうじょうき【芭蕉翁行状記】
伝記。1冊。八十村路通(やそむらろつう)編。元禄8年(1695)刊。松尾芭蕉の略歴、最後の旅の模様、終焉(しゅうえん)、追憶などを記し、追善の連句や追悼の発句などを添えたもの。