あ・ゆ【零ゆ】
[動ヤ下二] 1 実などが、落ちる。落ちこぼれる。「生ふる橘玉に貫く五月を近み—・えぬがに」〈万・一五〇七〉 2 汗や血などが、流れ出る。滴り流れる。「すずろに汗—・ゆる心地ぞする」〈枕・二三〉
うき‐こぼれ【浮き零れ】
学校教育で、学力の高い児童や生徒が、授業を物足りなく感じたり、周囲に対して疎外感をいだいたりする状態。また、そのような児童や生徒。吹きこぼれ。 [補説]「落ちこぼれ」に対してできた語とされる。
おち‐ぼ【落(ち)穂】
1 収穫したあとに落ちこぼれている稲・麦などの穂。《季 秋》「足跡のそこら数ある—かな/召波」 2 落ち葉。「—、松笠(まつかさ)など打ちけぶりたる草の庵(いほり)」〈奥の細道〉
やました‐つゆ【山下露】
山中の木々の枝や葉から落ちこぼれる露。また、山の下草に置く露。「ぬばたまの黒髪山を朝越えて—に濡(ぬ)れにけるかも」〈万・一二四一〉
ゆとり‐きょういく【ゆとり教育】
昭和52年(1977)の学習指導要領の改定で導入された考え方。「受験戦争」と「落ちこぼれ」対策として教科内容と授業時間数を削減して児童生徒の負担を軽減し、余った時間を教科の枠に縛られない総合的な...