しょう【蕭】
[音]ショウ(セウ)(呉)(漢) 1 草の名。ヨモギの一種。「蕭艾(しょうがい)」 2 ものさびしい。「蕭蕭・蕭条・蕭然」
しょう‐さく【蕭索】
[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。うらぶれた感じのするさま。蕭条。「その—とした踏切の柵の向うに」〈芥川・蜜柑〉
しょう‐さつ【蕭殺】
[ト・タル][文][形動タリ]もの寂しいさま。特に、秋の末の、草木が枯れてもの寂しいさま。「—として一糸の生気も認めぬ枯色の…芝生は」〈風葉・下士官〉 「君前には—たる気が漂うた」〈菊池寛・忠直...
しょう‐さつ【蕭颯】
[形動タリ]ものさびしく秋風が吹くさま。「宸襟(しんきん)を—たる寂寞の中に悩まさる」〈太平記・一八〉
しょう‐さん【蕭散】
[名・形動]静かでものさびしいこと。また、そのさま。「水に臨んだ柳並木はまだ枯れがれとして、—な感じを与える」〈藤村・家〉
しょう‐えん【蕭衍】
⇒武帝(ぶてい)
しょう‐か【蕭何】
[?〜前193]中国、前漢の宰相。沛(はい)(江蘇省)の人。諡(おくりな)は文終。高祖劉邦(りゅうほう)に仕え、秦の法制をもとに九章律を作って漢王朝の基礎を固めた。韓信・張良とともに三傑と称された。
しょう‐ぐん【蕭軍】
[1907〜1988]中国の小説家。遼寧省義県の人。本名は劉鴻霖(りゅうこうりん)。蕭軍は筆名。満州事変後、ハルビンで文学活動に入り、魯迅(ろじん)に認められて「八月の村」を出版。日中戦争中は延...
しょう‐こう【蕭紅】
[1911〜1942]中国の作家。本名、張廼瑩(ちょうだいえい)。黒竜江省の生まれ。蕭軍の妻で、のちに離婚。魯迅(ろじん)に認められ、その援助によって「生死場」を刊行した。他の作品に「呼蘭河伝」...
しょうはく【蕭白】
⇒曽我蕭白(そがしょうはく)