たつ‐み【辰巳/巽】
1 辰と巳(み)との中間の方角。南東。また、南東から吹く強い風。 2 《江戸城の東南方にあたるところから》江戸深川の遊里のこと。
たつみ【辰巳】
姓氏の一。 [補説]「辰巳」姓の人物辰巳(たつみ)ヨシヒロ辰巳柳太郎(たつみりゅうたろう)
たつみ‐あがり【辰巳上(が)り】
[名・形動] 1 言葉や動作が荒々しいこと。また、そのさま。「俺(おら)が家はむかし代官だぞよ、と二言めには—に成りますので」〈鏡花・眉かくしの霊〉 2 声が調子はずれに甲高いこと。また、そのさ...
たつみ‐げいしゃ【辰巳芸者】
江戸深川の芸者のこと。男装をまねて宴席で羽織を着たので、羽織芸者ともよばれ、意気と侠気(きょうき)を売り物にした。→辰巳2
たつみ‐ことば【辰巳言葉】
江戸深川の遊里で用いられた言葉。吉原の「ありんす」に対して「ござんす」を用い、威勢のよさを売り物とした。