のろ【野呂】
姓氏の一。 [補説]「野呂」姓の人物野呂栄太郎(のろえいたろう)野呂介石(のろかいせき)野呂邦暢(のろくにのぶ)野呂元丈(のろげんじょう)
のろ‐ま【鈍間/野呂間/野呂松】
[名・形動] 1 動作や頭の働きがにぶいこと。また、そのさま。「—なやつ」 2 「野呂間人形」の略。
のろま‐づかい【野呂間遣い/野呂松遣い】
野呂間人形をあやつる人。
のろま‐にんぎょう【野呂間人形/野呂松人形/鈍間人形】
操り人形の一種。頭が平たく、顔の青黒い奇怪な風貌(ふうぼう)の道化人形で、人形浄瑠璃の間(あい)狂言を演じた。寛文・延宝(1661〜1681)のころ、江戸の野呂松勘兵衛という人形遣いが始めたとい...
のろ‐えいたろう【野呂栄太郎】
[1900〜1934]経済学者。北海道の生まれ。慶大在学中から労働・社会運動に参加し、日本共産党に入党。「日本資本主義発達史講座」を企画・編集して講座派を主導。党中央委員として地下活動中逮捕され...
のろ‐かいせき【野呂介石】
[1747〜1828]江戸後期の南画家。紀伊の人。名は隆。池大雅(いけのたいが)の門下。山水竹石にすぐれ、紀州藩御用絵師となった。
のろ‐くにのぶ【野呂邦暢】
[1937〜1980]小説家。長崎の生まれ。本姓、納所(のうしょ)。各種の職業を転々としたのち、陸上自衛隊の体験を描いた「草のつるぎ」で芥川賞受賞。他に「鳥たちの河口」「諫早菖蒲(いさはやしょう...
のろ‐げんじょう【野呂元丈】
[1694〜1761]江戸中期の本草学者。伊勢の人。本姓は高橋、名は実夫。儒学・医学・本草学を学び、幕府採薬御用で各地を旅行。参府のオランダ人に質問し、「阿蘭陀本草和解」を著した。