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辞書
ふ‐ちゅう【釜中】
かまの中。「相手が—の章魚(たこ)同然手も足も出せないのだから」〈漱石・吾輩は猫である〉
釜中(ふちゅう)魚(うお)を生(しょう)ず
《「後漢書」独行伝の、范冉(はんぜん)が長い間飯をたかなかったため、釜にぼうふらがわいたという故事から》非常に貧しいことのたとえ。
釜中(ふちゅう)の魚(うお)
《「資治通鑑」漢紀から》まもなく煮られようとしている釜の中の魚。死が迫っていることをいう語。魚(うお)の釜中に遊ぶが如し。
ふちゅうのうお【釜中之魚】
死や危険が眼前に迫っているのに何も気づかず、のんびりしていることのたとえ。