えんじゅあんざっき【円珠庵雑記】
江戸時代の随筆。2巻。契沖(けいちゅう)著。元禄12年(1699)成立、文化9年(1812)刊。古語の考証や解釈を中心としたもの。円珠庵は契沖の住んでいた庵の名。続編に「円珠庵雑雑記」がある。
かいこくざっき【廻国雑記】
室町後期の紀行。聖護院門跡道興准后(どうこうじゅごう)著。文明18年(1486)6月、京都を出発し、翌年3月にかけて北陸・関東・奥州を遊歴したときのもの。簡略な記事に和歌・俳諧・漢詩などをまじえ...
ざっ‐き【雑記】
いろいろな事柄を書きつけること。また、書きつけたもの。「身辺—」
しんぺん‐ざっき【身辺雑記】
自分の身のまわりで起きたことを、とりとめもなく書きつけること。また、書きつけたもの。
ていじょうざっき【貞丈雑記】
江戸時代の有職故実書。16巻。伊勢貞丈(いせさだたけ)著。子孫のために書き記した宝暦13年(1763)以降の雑録を、死後弟子が校訂して天保14年(1843)に刊行。武家の有職に関する事項を36部...