かざきり【風切】
石田波郷の俳句集。昭和18年(1943)刊。 石田波郷の主宰による俳誌。古典俳句を研究する風切会の機関誌として昭和18年(1943)に刊行するが、一号のみで終わる。
かざ‐きり【風切り】
1 船の上に立てて風の方向を見る旗。風見の一。 2 桟瓦葺(さんがわらぶ)きの屋根の切妻近くに、棟から軒まで葺いた丸瓦。 3 「風切り羽」の略。 [補説]書名別項。→風切
かざきり‐おん【風切り音】
空気の流れによって発生する騒音。走行中の自動車や列車、飛行中の飛行機、ヘリコプターの回転翼、換気装置や冷却装置のファンが発生する音のほか、マイクロホンに風が当たることで生じる雑音などがある。
かざきり‐ばね【風切り羽】
鳥の翼の後縁をなす、長くじょうぶな羽。飛翔(ひしょう)に用いられ、骨から生えている。外側から内側へ初列・次列・三列と区分でき、初列風切り羽は、はばたきのときに推力を発生させる。かざきりば。